京都市山科区にて施工不良による雨漏り前編

こんばんは。

瀧田屋瓦工務店です。

 

今回のブログは前回お伝えしていた施工不良による雨漏りのお話です。

 

京都市山科区にて室内リフォーム中に酷く雨漏りしている跡があるので見て欲しいとの事で事前にお聞きした住所をGoogleとGoogle Earthにて確認。

瓦屋根ですがまだ燻し銀が残る綺麗な屋根。

棟の施工が悪いか外壁からかなと思いながらの当日。

早速屋根に上がらせていただくと三州瓦のまだ綺麗な屋根。

施工が良いとは言えないが雨漏りしそうではないが先ずは棟を確認。

雨漏り箇所発見。

畳が腐る程の雨漏り箇所とも一致。

写真では分かりづらいですがしばらく雨が降っていないにも関わらず棟の土が濡れたままでかなり水で土が流されています。

よく、漆喰を塗れば雨漏りが直るなどと言われますが

間違いで何故雨漏りをするのか?

写真の漆喰が黒ずんでいる箇所上の熨斗瓦と熨斗瓦のジョイントがあるのが分かるとおもいますがそのジョイントの隙間と熨斗瓦の下端からの雨水の巻き込み、熨斗瓦の勾配がなく棟内部に雨水が侵入、更に内部の土の量が多い場合内部に入った雨水を土が更に内部へ誘発。

水の回ってしまった棟は強度もなくなります。

特にこれからの時期は気温がマイナスになると雨水が侵入して土が濡れていると水分を含んだ土は凍ってしまいます。凍てると言いますが1度凍ててしまったた土は溶けてもパサパサになり、粘着力が皆無になります。

ですので棟に水が侵入している場合は漆喰塗りではなく棟の積み替えが必要となります。

雨漏りは外から直すのではなく内部から直す事が重要です。

漆喰が剥がれるのは外からの雨水ではなく内部に侵入した雨水が土を濡らし漆喰と剥離するからです。

漆喰事態は固まれば雨に濡れてもかなり強いですが内部の土が濡れてしまえば当然剥離します。

無数に苔が生え、ひび割れしている漆喰。

叩くとポンポンと軽い音が鳴ります。

土と剥離している証拠ですがかろうじて瓦に漆喰が着いてるので剥がれる手前で収まってますが確実に雨漏りしています。

そして、棟の熨斗瓦全体的に勾配があまりありません。

漆喰面戸の出もかなり出すぎていて雨水を誘発している原因です。

見た目ではとても悪いとは思えないような瓦の色をしていますが完全に人災です。

棟以外にもかなり適当な工事がされています。

気になるのが形状の異なる瓦が所々に見られました。

切り落ちと面取りの瓦がごちゃ混ぜで葺いてあるのです。。。

見た目では本当に解らないですよね。

誰もがこの色の瓦屋根を見て悪いとは思われないと思いますし、状態と施工不良は別ですので瓦が綺麗でも施工不良なら雨漏りもしますし瓦も飛散します。

瀧田屋ではこういった施工不良による雨漏りの屋根修理を賜る事が多々あります。

少しでも多くの方に見ていただき、大切なマイホームの屋根に関心を持っていただきたいのです。

うちの屋根大丈夫かな?と気になられたら点検だけでも構いません。

瀧田屋にご連絡ください。

次回は更なる衝撃の施工不良編を掲載します。

瓦屋をやっていると珍しくはないですが

皆様には衝撃の施工かと思いますので次回のブログも是非、目を通していただけたらと思います。

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