築浅だからと言って安心出来ない屋根工事

こんにちは。

瀧田屋瓦工務店です。

毎日雨予報の梅雨天気ですが

京都市では昔から祇園祭の宵山の夕立で梅雨明けするのがお決まりでしたが近年異常気象により季節どおりのお天気とは行かず来週末までずっと雨予報。。。

今年は祇園祭が開催されますがコロナ感染が増えてきていますので行かれる方はくれぐれも気を緩めず 楽しんでくださいね。

さて、雨続きですが止み間を狙って雨漏り修理も進めています。

今回は滋賀県大津市仰木の里のお客様。

瀧田屋瓦工務店から車で10分ととても近くの閑静な住宅街です。

植木を伐採された時に屋根が崩れていると伝えられ、

今まで木に隠れて屋根が崩れているのが解らなかったので見てくださいとの御連絡でした。

今回の雨漏りは室内に雨漏りしてもおかしくない箇所が原因でしたがまだ、築年数が浅く、瓦屋根の下地には防水紙であるアスファルトルーフィングが敷かれていため、アスファルトルーフィングを伝った雨水が雨漏り原因地点下にある玄関庇を腐らせ、朽ち果てて屋根に穴が開いてしまっていました。

雨漏りの原因となったのがこちら

雨水の通り道となる谷板に穴が開いています。

銅製の谷板ですが一目見れば分かるのですが使用されている谷板の厚みが極端に薄いです。

厚みのある銅板の場合は雨水が瓦から流れ落ちる地点(雨水が叩く)箇所に穴が開きやすいのですがこの谷板は雨水が流れる箇所に擦れて穴が開いているような状態です。

谷板を解体してみると。。。

谷板の上に土がぎっしり載せられて雨水を巻き込んでしまってます。

谷板の施工には幅の狭い瓦等を使用するため谷際部分の瓦が傾いたりズレたりしやすいので瓦ん安定させるために谷板の上に土を載せて施工されたみたいですが

これは絶対にしてはいけない事です。

下地のアスファルトルーフィングがしっかりしていたので被害が軽症でしたがこのままではいずれあちこち腐らせてしまいます。

谷板の上に土を載せないのは基本的な事ですが谷板の入れ替え工事ではよく見かける光景です。

そして、更に驚愕の光景が。。。

谷板の上に載っている瓦に釘を打ち付けて谷板に穴が開いてしまっていました。

これは本当に危険です。

しかも、鉄釘で瓦を止めています。

引っ掛け桟葺きに谷際部分に土を使用している施工ですが 瓦数枚おきに鉄釘で瓦を止めてありました。

鉄釘を使用すると結露などで錆びて膨張した釘が瓦の釘穴に余裕を無くし割ってしまうので使用してはいけないのです。

使われている瓦は瀧田屋でも使用している三州のトップメーカー。

まだまだいぶし銀がしっかり残る綺麗な瓦ですが

どれだけ良い材料を使用しても適正な施工方法がされていないと雨漏りしてしまいます。

見た目が良くても中身がしっかりされていないと本来の性能が発揮されません。

谷板1つにしても種類は沢山ありますし施工方法も沢山あります。

瀧田屋では谷板にはカラーステンレス0.35㎜を使用しています。

ステンレス平板には厚みが0.27㎜ 0.3㎜~

沢山ありますが既製品では0.3㎜が使われている事が多く、加工もしやすいのですが瀧田屋では0.35㎜を使用しています。

傷つけたり折れたりしないように基本的には現場で都度谷板の加工をさせていただいております。

瀧田屋瓦工務店は雨漏りなどの屋根修理に特化した瓦屋です。

雨漏りでお困りの方はお気軽にご相談ください。

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