こんばんは。
瀧田屋瓦工務店です。
現場が重なり怒涛の4月もようやく終わりました。
さて、お久しぶりのブログとなりましたが今回の
おはなしは施工ミスによる瓦の割れ。
滋賀県大津市本堅田にあるセキスイの築20年のアパート。
オーナー様から別件の工事ご依頼の流れで所有されているアパートの屋根も点検してほしいとの事でした。
洋瓦の平板で葺かれているので大丈夫だと思いますよといいながら屋根に上がらせていただきました。
ちょっと勾配のキツい屋根。5寸5分勾配くらいでしょうか。
4面ある屋根のうち3面見渡し全く問題なく大丈夫と思いながらも嫌な予感といいますか勘といいますか
一番奥の見えていない面まで行くとやはり嫌な予感的中です。。。
割れていました。。。
割れ口を見る限り最近の割れではなくそこそこ年数が経過している感じです。
下地の防水紙でなんとか雨漏りはしていないのかもしれませんが瓦を固定している桟木は朽ちてくるでしょうね。
何故割れているのか。
答えは瓦の固定に釘ではなくビス留めにしているためビスの打ち込みすぎによる施工当初からのひびに気付かないまま引き渡しされたからです。
私たちのような瓦屋では基本的にこのような地瓦はステンレス釘で施工するため万が一打ち損じても必ず確認しますのでひび割れに気付かない事は滅多にございませんがハウスメーカーの指定のようななんでもビス留めみたいな事をしてしまっていると電動工具で締めているので手の感覚もなく打ち損じが気付かない、もしくはわざわざ見ていない。
ビス留めをすると強度はマシますが瓦を葺く場所には遊びが必要な場所と遊びが不必要な場所があります。 なんでもガチガチに固定してしまうと地震などの震動で割れてしまう事もありますので 適材適所をしっかり把握して施工をしないと人災となってしまいます。
瀧田屋瓦工務店では屋根は普段見えない場所ですので的確な施工で長期的な安心をしていただけるよう心がけております。
セキスイが委託して製造していた窯元が廃業されていて同じ物はございませんが 他メーカー製品でも加工無しで差し替えが出来るのが瓦のメリットです。
同じような色味もあり無事交換完了です。
本来 この平板瓦は飛びにくい構造ですが差し替えがしやすくなっている優れものですがビス留めをしているため外すのに一苦労。。。
ビスが取れないので荒業で取るしかありません。
荒業と言ってもわたしは専門の瓦屋だから力加減や周りに対する負荷なども熟知してるからこそできる事ですのでむやみやたらにしてしまうと周りの瓦まで割れてしまいます。
全数ビス留めは絶対におすすめいたしません。
メリットがなに1つございません。
瀧田屋瓦工務店は京都市や大津市を中心に
屋根葺き替え工事・屋根修理。
一般町家さんの瓦屋根や金属屋根工事など屋根工事を行っていますが
特に京町家や数寄屋・茶室・社寺の日本瓦の屋根工事に特化しております。
雨樋工事・左官工事は漆喰壁などの塗り壁を得意とする京左官です。
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