おはようございます。
瀧田屋瓦工務店です。
今日は朝から暖かかったのでカメムシが活発に動いてました。
今年はカメムシが多い気がします。。。
さて、今回のおはなしは京都市山科区で屋根修理をさせていただいた一部です。
建物は平成に入ってからの建物ですが瓦のズレが著しく大量に雨漏りしていたり瓦の選定が悪く無数に凍て割れや風で飛ばされている箇所の部分屋根修理ですが後に増築されている比較的新しい屋根にも不具合が。。。
引っ掛け桟葺き工法ですので基本的に土は使わない空葺きで瓦に付いている爪に桟木を引っ掛けて施工する工法で出だしの頃は数枚に1本釘を打って固定したり釘で止めず引っ掛けているだけだったり瓦屋さんによって様々でしたが 今は全枚数ステンレス釘やビスで固定が義務付けられています。(ぼくは修業していた瓦屋さんが当時全瓦連の理事長だった事もあり20年以上前から全枚数ステンレス釘止めをしていました)
京都市でも滋賀県でも多々遭遇するのが鉄釘打ち。。。
瀧田屋のブログでもよく書かせていただいていますが 鉄釘で瓦を止めると湿気や結露で鉄釘が錆びて膨張し、瓦を割ってしまいます。
今回の屋根も鉄釘が使用されていて割れていました。↓↓↓

いぶし銀が残っているまだまだ新しい瓦です。
そして葺き足がかなり甘いです。

葺き足とは瓦同士の縦の重なり部分の事で
この寸法を甘くすると施工する職人は施工が楽になります。 同じく葺き幅と言う横の重なり部分のも甘くすると施工が楽になります。
遊びがある分 施工は楽なのですが 遊びがあるという事はそれだけ瓦同士がガタガタしやすいですね。 と言う事は。。。
地震にも風にも弱いです。
せっかく丈夫な材料を使っても施工が適切にされていないと丈夫な屋根造りとはならず
近年荒れ方が酷くなっている気候に耐えられない不安要素が残ったままになってしまいます。
しかし、仕上がってしまえば中身の事は全くわからないですしどれだけ写真などの画像があってもそれに対する説明がなければわからないですので
業者選びは値段の安さや人が良さそうなどの理由では選ばないでください。
瓦は1枚の交換が可能ですので新しい瓦に交換。↓↓↓

葺き足もぴったりです。

簡単に差し替え完了です。
鉄釘が使用されているような屋根は 割れていれば交換可能ですが まだ割れていないような箇所の特定をしながらの交換は現実的ではありません。
葺き換え工事をするのが一番安心で理想ですが
費用の問題もありますので 数年おきに点検・その際割れていれば交換すると言う方法もございますが屋根の状態によりけりでもありますので
屋根修理をご検討の方は お客様のご予算や生活設計に合わせた修理方法をご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
瀧田屋瓦工務店は京都市や大津市を中心に屋根修理や屋根葺き替え工事・塗り壁等の左官工事・雨樋修理・室内リフォーム等を行う専門店です。
特に瓦屋根工事や左官工事に特化しており
京都市や大津市はもちろん
京都府 宇治市 城陽市 その他近隣地域等々
滋賀県 草津市 栗東市 守山市 その他近隣地域等々で施工させていただいております。
京町家や茶室・数寄屋・社寺等の修理を得意としていますが洋風の瓦やガルバリウムのカバー工法等も日々施工させていただいておりますのでお客様のご予算や生活設計に応じたご提案をさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
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