おはようございます。
瀧田屋瓦工務店です。
しばらく不安定なお天気が過ぎ作業をしていると日焼けするようになり汗ばむ暖かさになりましたがまた一気に冷え込みましたね。。。
日中は暖かかったのに夕方から一気に冷え込み真冬のような寒さ。
3月はまだまだ雪の可能性もあるので寒いのが苦手なぼくには気が抜けません。
さて、今日のおはなしは京都市南区にて京町家さんのヴィラ(1棟貸し宿泊施設)さまのお庭の塀瓦工事のおはなしです。
おはなしを頂いたのは去年ですが
お隣の建物を解体された際 こちら側の塀瓦まで外されてしまったとの事で現地にお伺いさせていただくと4m程の塀にシートが被さっている状態。
カッコいい瓦での工事をご希望されましたので 4パターン程ご提案させていただきました。
塀瓦の工事に使用する瓦は本当にピンキリでして
目板(めいた)と呼ばれる瓦は塀瓦の最上級。
瓦代がずば抜けて高額な上に合端(あいば)と言う擦り合わせ加工が必要なため瓦屋さんにとっては非常にやりがいのある仕様ですがお値段の高さからなかなか一般向けにならなくなってきています。
見た目も価格もピンキリなため加工しなくてもよい瓦も含めてのご提案をさせていただきました。
価格や仕様も含め悩まれておられましたが2月末に急遽 この日~この日まで宿泊者が居られないからこの期間で工事をとのご連絡をいただき急遽工事となりました。
使用させていただいた瓦は京花万十と言う瓦です。
瓦頭には三つ巴が、垂れ部分には京花のツルがあしらわれた瓦で 三つ巴は武将が好んだ柄。
京花のツルには繁栄等の意味合いもある柄です。

京花万十は淡路瓦では粒入り万十と呼ばれます。
産地によって呼び名が違ったり瓦屋さんによって呼び名が違うのも瓦屋さんの奥深さです。
今回の仕様は淡路瓦56版 京花万十軒 厚熨斗二段素鬼無し丸仕上げです。面戸は黒。

京都が京都らしく残る事ができました。
今回淡路瓦を使用した理由は56版が残っている事。
現在基本となる瓦の版が53版。
版とは1坪あたりの必要枚数で56版は一坪56枚
53版は一坪53枚必要と言う事で瓦の縦横寸法が異なります。
使用する瓦のサイズで建物の規模や目からの距離感で見た目が大きく変わり今回のような目線から近い距離感では56版を使用する事で見た目がスッキリします。
ちいさすぎてもおかしくおおきすぎてもおかしい。
適材適所です。 53版と56版のサイズの違いは葺き幅(瓦同士の重なりを省いた横幅の仕上がり寸法)は53版は8寸7分5厘程度 56版8寸4分程度
1枚あたりで3分5厘程度の差があります。
もちろん葺き足(縦の長さ)も違います。
横幅で3分5厘(10.6㎜)違うのですが この差が見た目が大きく変わるのです。
53版を使用すると瓦が強調されすぎて主役のお庭の良さが半減されてしまいます。
お庭を引き立てるため、建物を引き立てるための瓦です。
瓦葺きには使用する瓦の種類だけでなく職人の感性や技術でも大きく変わります。
京都が京都らしく残る事ができました。
自分は京都の心を持った職人です。
いつまでもその心を忘れずにその感性で作品を残しつづけたいです。
年々瓦屋業界も苦しくなっています。
瓦工事の伝統技術も継承されにくくなっており、瓦屋根工事を正確に施工出来る職人さんも減っています。 日本の伝統技術ですので決して簡単に出来る事ではございませんので屋根工事をお考えの方はどうか過大広告や安価にとらわれず専門の瓦屋さんに御依頼ください。
瀧田屋瓦工務店は京都市や大津市を中心に
京町家・数寄屋・茶室・社寺の屋根工事や左官工事に特化した専門店です。 屋根工事は日本瓦に特化しており屋根葺き替え工事や屋根修理 左官工事は漆喰壁などの塗り壁を得意とした本物の京左官です。
大きな工事だけではなく小規模工事。
部分修理や部分補修などの軽微な工事も喜んで賜っております。
屋根工事は日本瓦のみならず洋風瓦の施工から金属屋根の葺き替え工事やカバー工法も行っており、雨樋工事や室内リフォーム、外構工事も行っておりますのでお住まいに関するお困りごとはお気軽にご相談ください。
京都市や大津市をはじめ
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滋賀県 草津市 栗東市 守山市 その他近隣地域などで日々施工させていただいておりますので地域問わずお問い合わせください。
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