後々差が出る材料選びと技術の差

こんばんは。

瀧田屋瓦工務店です。

相変わらずバタバタの日々 なかなかブログを書く時間がなくお久しぶりになりましたが 京都府城陽市の屋根葺き替え・外壁塗装・雨樋架け換え工事を行っている現場は不安定なお天気ながら外壁塗装も終盤。もう少しで雨樋が架けられます。

さて、今日は現在着工中の京都市山科区勧修寺でのおはなしです。 ぼくの地元 勧修学区にある大きな御屋敷です。

燻し銀がまだまだ綺麗な瓦屋根です。

綺麗に見えていますが棟に雨水がまわってしまっているため下屋根を点検し、悪いとこは修理の御見積をとゆうおはなしでした。

詳しくは改めて掲載させていただきますが

結果は棟の施工の際に使用している土の量が多すぎる・土の出を控えずに出しすぎている・熨斗の勾配が無い・棟の下敷き瓦の水切り加工がされていない等の原因で全ての棟に雨水がまわっていました。

築30年  葺いた直後から雨水は入るようになってしまう施工ですので30年で修理が必要となるのは燻し瓦では早いですね。

そして、瀧田屋がいつもお伝えしている適材適所。

瓦にも産地があり気候によって使用をしない産地の瓦があります。

京都市や滋賀県ではおおまかに淡路瓦や三州瓦が使われています。 岐阜や八幡瓦、地場の瓦も使用されている屋根もあります。

淡路瓦と三州瓦なにが違うかと言いますと分かりやすく言いますと 耐寒性能の違いがあります。

冷え込む地域に淡路瓦を使用してしまうと早ければ数年で凍て割れします。

過去に何軒も見ています。

淡路瓦は京都市内だったら大丈夫と誤認されがちですがまず京都市内でも北区や左京区などの北の方では使用しない方が安心です。 山科区でも山が近い、陽が当たりにくい等の場所では凍て割れしている屋根に遭遇します。

表面では分からない凍て割れのパターンもあり、表面は綺麗な燻し銀をしていますが外してみると裏はバリバリに凍て割れしている事もよくあります。

淡路瓦はきめ細かい分吸水率が高く冬場は凍て割れてしやすいと感じます。

滋賀県でしたら淡路瓦を使用するのは大津市だったら浜大津辺りから石山辺りまででしょうか。

浜大津よりも北 堅田辺りまででも淡路瓦を使用されている屋根もありますが山手では使用しない方が望ましいですね。

1年2年では結果が出ないので人目にはわかりづらいですが長期安心には適材適所が必須だと思います。

淡路瓦がダメと言う事ではなく地域の特性や適材適所を熟知し、適切な施工が出来る瓦屋さんに依頼する事が安心への近道です。

そして、後々差が出る事の1つとして足跡・傷です。

無数の線傷や地下足袋の跡がしっかり燻し銀を剥がして残っています。

燻し瓦は繊細ですから葺き替え工事などの新しい瓦を使用する場合は必ずこまめな掃除や養生・足場板の設置で直接瓦に乗らない。

直接乗るのは最後の掃除の時です。

靴裏が濡れていない。汚れていないなど確認し、綺麗な状態で乗ります。

汚さないは当たり前 瀧田屋では技術よりも先ず汚さない意識を教えています。

いつまでも美しい屋根であるために。

 

また、時間が出来ましたらブログを書かせていただきます。

瀧田屋瓦工務店は京都市や大津市を中心に屋根修理や屋根葺き替え工事などの屋根工事を行う専門店です。

京町家や一般住宅 茶室や数寄屋・社寺などの日本瓦の屋根工事に特化している瓦店ですが洋風の平板瓦の施工やガルバリウムのカバー工法などもご要望に応じて施工させていただいております。

 漆喰壁や聚楽壁などの左官工事も得意としており本物の京左官を提供させていただいております。

雨樋工事や室内リフォームなどお住まいに関する工事も施工させていただいておりますので お住まいに関するおこまりごとはお気軽にご相談ください。

京都市や大津市はもちろん

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滋賀県 守山市 栗東市 草津市 その他近隣地域 等々で日々施工させていただいておりますので地域問わずお問い合わせください。

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